旅先で「日本人の味覚には合わないかな」なんて話、よく聞くことがあるのではないでしょうか。
味が濃い、甘い、薄いなど様々な要因がありますが、筆者個人としては現地の食になじめるかどうかは案外主食にかかっているのではないかと勝手に思っています。
我々日本人は主として米を主食にしているので、米食の方が比較的に馴染みやすいはずです。(味が合うかどうかは別として)
ということで、今回はハンガリーの主食事情を探ることにしました!
ハンガリーの主食はざっと4種類
ハンガリーで主に食べられている主食は大きく分けて3種類に分かれます。
パン、麺類、芋類はもちろんのこと、案外米なんかもよく食べられています。
それではそれぞれ詳細を見ていきましょう。
ハンガリーのパン
ヨーロッパにあるだけのことはあるのか、ハンガリーの主食においてもパンは例外なく欠かせません。
ただ、一口にパンとは言っても色々ありますが、日本でよく食べられている「食パン」はハンガリーにはありません。
ハンガリーでよく食べられるのは味はバゲットだけど形は丸いパンであったり、キフリと呼ばれる三日月形のパンなどです。
特にキフリについては柔らかく、味にクセもないので日本人にもなじみやすいのではないでしょうか。
ライ麦を使った酸味のあるパンもありますが、少数派です。
なお、ハンガリーでは主食用のパンをケニェールと呼び、菓子パンの類はカラーチと呼ばれます。
余談ですが朝ごはんにはカカオーシュチガやポガーチャなんかもおすすめですよ♪
ハンガリーの麺類
麺類は食べられていないわけではありませんが、ハンガリー固有のとなると限定的です。
前菜のスープに小さならせん状(3㎝程度)のテイスタ(麺類の総称)がたっぷり入っているものもあるのですが、恥ずかしながら筆者は未だに名前が分かりません。
メインディッシュとなると別の記事で紹介したノケドリ(Nokedli)が登場です。
もっちり食感が特徴のノケドリは主にシチュー系の料理と合わせて食べることが多いです。
ノケドリの詳細については下記リンクからどうぞ!
芋類の場合
筆者の肌感覚ではありますが、ハンガリーの定番主食2トップを言えと言われたらパンと芋類になると勝手に思っています。
特に肉料理、それも丸焼きなんかだったりするとクルンプリプレー(マッシュポテト)が欠かせません。
基本的にジャガイモが中心ですが、中にはエーデシュ・ブルゴニャ(さつまいも)をつぶして食べる場合もあります。
無論、つぶす以外にも焼くなどいろいろ食べ方はありますが、一番多いパターンはクルンプリープレー(マッシュポテト)のような食べ方でしょう。
マッシュポテトは日本でも食べる機会は多少あるので案外なじみやすいのではないでしょうか。
案外食べられてる米
欧州にあって米食はとてもイメージしにくいところですが、ハンガリーでも案外米は食べられます。
ハンガリーで食べられる米は日本米とは形状が異なり、ややバスマティ米に近い細長い形状をしています。
筆者の経験上、ペルケルトと呼ばれるシチューや鶏肉のから揚げ、魚料理のお供にしたりしてました。
また、鶏肉などの具材と一緒にオーブンで炊き込みご飯のようにする食べ方もありました。
外食でもメニューをよく見ると主食が米になっているものも案外多いですよ。
ついでに、筆者が自炊するときはハラールショップで米を買っています。
ハンガリーの主食は案外日本人にもなじみやすい
いかがでしたでしょうか。
ハンガリーでも案外米が食べられるているものなのですね。
パンやノケドリなどについては好みが分かれそうなところではありますが、ハンガリーの主食は基本的になじみやすいと思います。
今回は主食に焦点をあてましたが、グヤーシュなどといった美味しい料理がたくさんあるのでぜひチャレンジしてくださいね。