筆者は航空券を買う時にいつもスカイスキャナーを参考にしていますが、時にブダペスト発着よりも隣国オーストリアのウィーン発着の方が安くなることがあります。
ウィーンとブダペストはレールジェットという特急列車を使えば3時間足らずで着いてしまう距離感ではあるのですが、乗り継ぎが発生する上に運賃も割高なので面倒な点は否めません。
となるとやはりブダペスト発着にするしかないのでしょうか?
答えは「いいえ」です。とっておきの裏技をご紹介しましょう。
目次
ウィーンとブダペストはどれくらい近い?
結論から申しあげてウィーンとブダペストは非常に近いです。
鉄道を使えば最速2時間半でつけることがそれを物語っています。
距離にして244㎞程度なので、東京から福島に行くような感覚で国境越えをするわけです。
もしウィーン空港からダイレクトに行けたらさぞかし便利なことと思いますが、真相は如何に.....。
Flixbusを使えばブダペスト市内まで行ける!?
ウィーンとブダペストとの間には鉄道に加えてバスも多数運行されています。
ウィーンーブダペスト間のバスを運行しているのはチェコに本社を置くFlixbusです。
そしてこのバス、一部のバスがなんとウィーン空港を経由してブダペスト市内へ向かいます。
経由頻度は1日3本と多くはありませんが、朝に1本、昼に1本、そして夜に1本乗車するチャンスがあります。
- 7:35AM発(ケレンフェルド経由ネープリゲットバスターミナル行)
- 13:10PM発(ネープリゲットバスターミナル直行)
- 21:15PM発(ケレンフェルド経由ネープリゲットバスターミナル行)
ウィーン空港からアクセスするメリット
フライトのウィーン空港発着の方がブダペスト発着よりも安い時、かつ到着時間が近いときにメリットを最大限に発揮します。
ウィーン空港からブダペスト市内(ドナウ川西岸のケレンフェルド、東岸のネープリゲットバスターミナル)までの運賃は16ユーロ程度ですので鉄道の半分以下です。
所要時間もネープリゲットバスターミナルまでで3時間ですので、最終便でもネープリゲットバスターミナルからのメトロの終電には余裕で間に合います。
荷物をトランクに入れることができるのも嬉しいです。
ブダペスト空港から発着する100E急行バスは市バス規格なのでそれができないですからね。(と言いつつ、Flibcoは可能だったり)
さらに、混雑しがちな100E急行バスに対してFlixbusでは事前予約が必要になりますので、車内は快適に過ごせます。
重要なことなのでもう一度申し上げますが事前予約が必要です。
ウィーン空港からアクセスするデメリット
フライトがブダペスト空港発着の方が安ければブダペスト空港発のFlibcoに軍配が上がります。
また、ウィーン空港を経由するバスが1日に3往復とJR指宿枕崎線の末端区間よりも本数が少ないのが悩ましいところです。
対するFlibcoをはじめとするブダペスト空港発着のバスはほぼ24時間体制で動いています。
ブダペスト空港からのアクセスの詳細については下記記事からどうぞ。
ブダペスト市内にはウィーン空港からでもアクセスできる!
今回はオーストリアのウィーン空港からブダペスト市内へ行く裏技アクセス方法について紹介しました。
本数が少ないとは言え、ウィーン空港からでも格安にブダペスト市内へピンポイントでアクセスできるのは大変心強いですね。
もしフライトの到着時間がバスの時間に近ければウィーン空港から快適にブダペスト市内までアクセスしてみてはいかがでしょうか。