これまでグヤーシュやパラチンタ、ラーンゴシュなどといったハンガリーの国民食と言っても過言ではない料理について紹介してきました。
さて、その中で気づいたのですがハンガリーの国民的おやつについてはまだ少ししか紹介していなかったように思います。
以前にカカオカタツムリことカカオーシュチガやキュレテーシュカラーチについて紹介しましたが、ハンガリーにはまだまだ色々なおやつがあります。
ということで今回は以前ジェールの記事で触れたジェーリブランドの一角を担うピロータクッキーについて紹介します。
目次
ピロータクッキーってどんなクッキー？
筆者は意地でも「オレオみたい」なんてことは言いません、絶対（笑）。
いきなり何を言ってるんだと思われるかもしれませんが、それはともかく、ピロータクッキーは一度に3度味わえます。
1度に3度味わえる？ついに日本語力が崩壊してしまったのか？いえいえ、中身をみればその理由は分かります。
そう、このクッキー、ただのクッキーサンドではありません。
1枚目の小麦色はプレーンのクッキー、2枚目の黒いクッキーはカカオクッキー、そしてその2枚に挟まれるのはチョコクリーム！
なんと贅沢なつくりになっているんでしょう！
欧米のお菓子はよく日本人には甘すぎると言われがちですが、ピロータクッキーは甘いとは言っても甘すぎない、むしろコーヒーがあっという間に進んでしまうくらいです。
筆者は牛乳をそのまま飲むのが苦手なのでやりませんが、ピロータクッキーを牛乳につけて食べるなんて食べ方も現地ではよく聞きます。
ちなみにピロータクッキーにはバリエーションがありまして、見た目が完全に闇落ちしているトリプラ・カカオーシュもあります。
つまりクッキーは両方ともカカオクッキーでクリームも含めてカカオ濃いめといったところですね。
筆者は両方とも好きですが、初見の方には1度に3度味わえる方を個人的におすすめします。
ピロータクッキーはどこで買える？
超国民的なお菓子なんだからスーパーに行けば簡単に買えそうなところですが、実際はどうなのでしょうか。
確かについ数年前まではどこのスーパーに行っても必ずありました。
しかしながら近年では入手難易度があがっており、スーパーで見つけるのが案外困難になりつつあります。
実際にある日SPAR（スーパー大手）に入ったらその日はピロータクッキーがあったけど翌日にはなかったなんてこともありました。
それならどこなら確実に買えるのかということですが、意外なところにたどり着きました。
何故かいつも手に入りやすいアジア系ストア
あくまでもブダペストでの一例ということにはなりますが、案外アジア系ストアが穴場です。
どういうわけなのかは分かりませんが、主要なスーパーでピロータクッキーが見つからなくても上記のようなアジア系ストアには常に在庫があるという不思議な現象があります。
ちなみに筆者はブダペスト滞在時はいつもヴェシェレーニ通りの界隈にいることもあり、いつも上記の地図のアジア系ストアでまとめ買いしています。
肝心な値段はというとざっと2024年3月で380フォリント前後でした。
主要なスーパーで買うともう少しばかり高かったと思います。
余談ですが、ビールも一部銘柄はスーパーで買うよりここで買った方が安かったですね.....。
ブダペスト空港（出国審査後のエリア）
ブダペスト空港はざっと2つのエリアに大別されます。
1つは最初のセキュリティチェックを通り抜けた先のEU域内線のエリアで、そこには広大なお土産コーナーがあります。
しかし！ピロータクッキーを求めるのであればこのお土産コーナーは本命ではありません。
そのままパスポートコントロールを通り抜けた先にやや賑わいに欠けるお土産コーナーがあるのですが、なんとそこにどさくさに紛れてピロータクッキーもあったりします。
筆者はブダペストから帰国する時はいつもターキッシュエアラインズなのでこのエリアを利用するのですが、いつ来てもピロータクッキーがあります。
たださすがは空港価格、600フォリントはしました。
一度食べたら忘れられないピロータクッキー！お土産にもどうぞ！
今回はハンガリー人なら誰もが知る超国民的お菓子にして筆者一押しのピロータクッキーについて紹介しました。
超国民的というわりにはスーパーでの入手難易度が高いというのがなんとも解せぬところではありますが、そんな中でもなぜか常に在庫のあるアジア系ストアにはグッジョブを送りたいところです（笑）。
そんな筆者はこの記事を書きながらピロータクッキーが止まらなくなり、気が付けば1パック丸ごとフィニッシュしていました（笑）。
それくらいピロータクッキーは一度食べたら病みつきになってしまうのです。
ハンガリーに来たらハンガリー土産にピロータクッキーもいかがでしょうか？
