ハンガリー観光

バラトン湖観光の拠点におすすめ!ハンガリー西部のケストヘイ(Keszthely)を紹介!

前回は概要みたいな感じでハンガリーの海とも称されるバラトン湖でしたが、とにかく広いものですからどこを拠点にしようか悩みどころなのではないでしょうか。

バラトン湖沿いにある数ある町の中で、筆者の20年以上通った経験からケストヘイ(Keszthely)をバラトン湖観光の拠点として強くおすすめいたします!

独断と偏見で選んだとは言わせませんよ(笑)。

絶妙なロケーションはもちろんのこと、街自体も魅力的だからです。

それでは目次をどうぞ!



ケストヘイってどこ?

ケストヘイはバラトン湖の西端部に位置する町です。

町が西端部一帯をカバーしていることもあり、バラトン湖の南北両岸へのアクセスが便利なため、絶妙なロケーションにあるといえます。

以前に紹介した洞窟カヤッキングが名物なタポルツァも鉄道で1時間足らずで着いてしまう程度に近いので、バラトン観光のついでにタポルツァへ寄り道なんていうことも可能です。

セィグリゲット城跡やバダチョニ山などの主要なハイキングスポットやセントジェルジ山麓に代表されるようなワイナリーなども近辺にまとまっています。

ブダペストからは約180㎞程度離れており、鉄道とバスがそれぞれ直通しています。

東京駅からだと東海道本線か東海道新幹線で静岡まで行くような距離感ですね。



ケストヘイ市内観光:一番の目玉はフェシュテティチュ宮殿(Festetics-kastély)

フェシュテティチュ宮殿

暖かい時期に行けばどこもかしこも花が咲き乱れて綺麗なんですけどね.....

筆者はなぜか寒い時期にばっかり行くという悪しき癖がついているようです。

それはさておき、この宮殿(ハンガリー語ではカシュテイKastely)はオーストリア=ハンガリー二重帝国時代に当時の有力貴族であったフェシュテティチュ家(Festetics)によって建てられたものです。

18世紀末から建設が開始され、1世紀もの年月をかけて完成したこの宮殿です。

それにしてもハンガリーというよりはむしろオーストリアで見かけるような見た目だとは思いませんか?

それもそのはずで、建設に際してオーストリア人技師が採用されていたからです。

宮殿の一部はやがて図書館として開放され、今では宮殿全体が博物館として開放されています。

また、周囲は公園として市民の憩いの場になっています。

  • 入場料金は4600フォリント!(26歳以下は62歳以上は割引あり)
  • 入場時間は基本的に10:00~16:30!(夏季は18時まで開いていることも!)
  • 詳しくは公式サイトから!
  • ロケーションはGoogleMapから!



ケストヘイ市内観光:宮殿から中央広場までの商店街

ケストヘイ市内のかわいい家屋

写真を見ただけではただのかわいい家じゃんとなるかも知れません。

ご安心ください。

商店街はこのようなかわいい家屋の連続な上、こんな見た目とは裏腹にとにかく店や博物館が多いんです。

騙されたと思って歩いてみてください。

気が付けばカメラが止まらなくなっているはずです。

ケストヘイ市内観光:中央広場

ケストヘイの中央広場

こんな立派な中央広場を見せつけられるとケストヘイがいかに「街」なのか実感させられるのではないでしょうか。

市内でイベントが行われるときはだいたいこの広場です。

それ以外に特筆すべきことは....ぶっちゃけないです(笑)。

バラトン湖の基礎を学ぼう!バラトン博物館

バラトン湖の生き物

せっかくバラトン湖に来たのですからバラトン湖に関する基礎知識を蓄えてから観光したいですよね。

そんな読者様にぜひ訪れていただきたいのがケストヘイ市内にあるバラトン博物館です!

バラトン博物館では地域の自然史から生態系、地域生活の変遷、その他歴史など、幅広い展示物で思いのほか1日中過ごせそうです。

筆者個人の目玉としてはバラトン湖に実際に生息している生き物たちを展示した水槽コーナーですね。

これは筆者が魚好きであるということに他ならないのですが、ナマズから各種コイ科魚類、貝類など、特に淡水魚が好きな方にはこれだけでも十分に行く価値があるのではないでしょうか(笑)。

個人的には水槽の奥で寛いでいることの多いナマズが推しです。

それはさておき、バラトン湖沿岸で最も展示が充実しているのはここですので、バラトン湖観光を始める際にはぜひバラトン博物館にお立ち寄りください。

  • 入場料金は2000フォリント
  • 営業時間は9:00~17:00(日曜日と月曜日は定休日)
  • 公式サイトはこちらから!
  • アクセスはこちらから!



ヘリコンビーチで泳ぐもよし、湖に沿ってハイキングするもよし!

バラトン湖岸で寛ぐ白鳥

さすがバラトン湖に面しているだけのことは湖に沿うように整備されたハイキングルートからの景色が素晴らしいです。

また、夏になればヘリコンビーチ(ヘリコンシュトランド、Helikon strand)で湖水浴するのもまた趣があります。

以前にバラトン湖の概要でも紹介したように、バラトン湖は平均水深が3~4mと遠浅になっており、ヘリコンビーチにいたっては平均未満です。

そのため、小さなお子さんでも安心して湖水浴できます。(別のビーチではドロップオフになっているところもありましたからね...)

なお、湖水浴とは言いますが、ビーチは砂浜になっているので淡水であること以外は海水浴と殆ど変わりません。

なお、夏季以外であればヘリコンビーチで釣りも楽しめます。

詳細は公式サイトからどうぞ!



実は博物館が多すぎなケストヘイ(笑)

先に紹介したフェシュテティチュ宮殿やバラトン博物館以外にも博物館はあります。

ありますが、その数が想像以上に多く、個別に丁寧に紹介するのが率直に申し上げて難しいです。

ということで、筆者が現在把握できている範囲でリストを用意しますので、参考になれば幸いです。

博物館名概要公式サイト
チガパルラメント貝殻でブダペストの議事堂を再現したものSnail Parlament (csigaparlament.hu)
拷問博物館世界各地の拷問用具等を展示した博物館Museum of torture (csigaparlament.hu)
人形博物館ハンガリーの伝統的な人形を中心に展示した博物館Doll museum (csigaparlament.hu)
蝋人形博物館ハンガリーの主要な偉人の蝋人形を展示した博物館Historical Wax-works (csigaparlament.hu)
玩具博物館近現代の玩具を専門に展示する博物館Toymuseum (csigaparlament.hu)
エロティック・パノプティクムエロティシズムをテーマにした蝋人形館Erotic Panoptikum (csigaparlament.hu)
ノスタルジア博物館ジャンル問わずアンティークからビンテージまで幅広く展示Nostalgia museum (csigaparlament.hu)

ケストヘイへのアクセス

ケストヘイへはブダペスト南駅からインターシティ電車が、ネープリゲットバスターミナルからは直行と北回りのバスがそれぞれケストヘイへ直通しています。

詳細については下記の表からご参照ください。

なお、運航頻度については圧倒的に鉄道に分があり、毎2時間おきに運行されています。

バスは....本数が削減される傾向があり、2024年6月に確認した限りでは合わせても10往復未満でした。

運賃(現地通貨)所要時間発着地参考URL備考
鉄道(2等指定席)4400
フォリント
2時間36分ブダペスト南駅MÁVオンライン割引で
3299フォリント
鉄道(自由席)3710
フォリント
2時間36分ブダペスト南駅MÁV
バス(直行)3520
フォリント
2時間30分ネープリゲットバスターミナルVolánbuszオンライン価格
現金の場合5%増し
バス(北回り)3520
フォリント
3時間30~3時間50分ネープリゲットバスターミナルVolánbuszオンライン価格
現金の場合5%増し

ケストヘイを拠点にバラトン湖を観光しよう!

今回はバラトン湖西端部に位置するケストヘイについて紹介しました。

バラトン湖の南北両岸に容易にアクセスできる絶妙なロケーションに加えて市内にはこれでもかというほどの名所があり、1日ではとても遊び足りません。

また、バラトン博物館に代表されるように、バラトン湖の基礎知識を蓄えられる名所もあります。

ケストヘイでバラトン湖の基礎知識を蓄えたらついでに周辺のバラトン湖沿いの名所に繰り出してみましょう!



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